社会保険労務士の仕事の魅力

社会保険労務士の意義・重要性

 

社会保険労務士は、企業とそこで働く人の環境をよりよい方向に向かせていくのがその役割といえます。1号業務と呼ばれる書類の作成や手続き代行などや、2号業務の帳簿関係書類の作成などがその仕事としてイメージされることが多いのかもしれませんが、ここ何年かの間に3号業務に分類される「コンサルティング業務」が増えている傾向にあります。
ここでは社会保険労務士の意義や重要性を、「高齢化社会」をキーワードにして説明します。

 

高齢化社会の日本で「年金」は誰にとっても重要事項であり、老後の生活を金銭面で支えてくれるはずの年金制度が、年金未納問題や社会保険庁の年金記録問題などからどんどん複雑化しています。

 

「年金相談窓口」が設けられている銀行などが目に付くようになっていますが、この窓口で年金運用などについて相談に乗ってくれるのは社会保険労務士の資格を持つ人です。
厚生年金や国民年金についてなかなか理解が難しいところを、その専門知識でもって解りやすくしてくれるわけです。

 

高齢化社会といえば介護にも関係していきますが、親の介護が必要な働く女性、育児休暇が必要な働く女性にとってそのための休暇を取得するについての相談をできるのが社会保険労務士資格を持つ人となります。

 

また高齢者を雇用すると助成金が出るのですが、そういった情報を教えて面倒とされる助成金の手続きなども行うのが社会保険労務士という有資格者です。
このように事業主には会社のよりよい運営について、働く人にはよりよい環境を作ることについて、資格と専門的な知識でもってサポートしていくことに意義があるのがこの仕事といってよいでしょう。